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AG386 KSC SIG PRO SP2340 トライアルカスタム その弐

ワールドカップは始まってしまえば、やっぱり盛り上がりますね。特にドイツ戦に勝利してからは、ネットやTVも同じニュース一色。普通のニュースなら辟易しているところですが、美味しい飴を何度も口の中で味わっている気分です。明日のコスタリカ戦も期待大です。

さて今回は間が空きましたけど、「KSC SIG PRO SP2340 トライアルカスタム」の続きです。

XM13−8

前回も書きましたが、GSG-9 創立30周年記念モデルが好評過ぎて需要を満たせなかったために、補填のために作られたカスタムモデルがこの「SP2340 トライアルカスタム」だった訳ですが、デルタフォース用トライアルモデルとしたことで、上手く違いを演出できたと思います。

XM13−4

スライド左刻印は通常モデルと同じ「SIG SP 2340」のモデル名と「SIG Arms Inc. EXETER-NH-USA」U.S.SIG社の社名と所在地が入っています。

フレーム前部には架空のトライアル設定の「U.S.XM13 TRIAL MODEL PHASE Ⅳ」のカスタム刻印が入れられています。フロントセレーションはカスタムで後加工で入れられたものです。

XM13−3

右側スライドには「XM13」のトライアル名と「13-10○○」の固有シリアルが入っています。この固有シリアルは連番で、欠番を含めて0001〜1250ぐらいまでのナンバーが割り振られいるそうです。

同じシリアルがチャンバー部とフレーム右側にも入っているのはアメリカ製銃器にはそぐわない仕様に感じますが、前作と同じスペックにするためにはGSG-9カスタムと同じ手間をかける必要があったのでしょう。

XM13−6

スライド上部にはデルタフォースのエンブレム。チャンバー部には「HYBICOMP CAL.40」「DANGER EXHAUST PORTS READ MANUAL US.PAT5123328」のカスタム刻印が入っています。説明書によるとハイブリッドコンプの生みの親ウィル・シューマン純正パーツの刻印のようです。

XM13−9

そのハイブリッドコンプは、通常バレルの上に別パーツで肉盛りをしてポート加工を施した手の込んだもの。スライドのカット加工も含めて加工精度が素晴らしい。正にカスタムといった感じです。

生産数の多さからも分かるように、この頃はKSCが最も元気だった頃で日本のエアガンメーカーが世界をリードしていた時期でした。今では考えられませんね。

今日はここまで!!!!!!!

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MG78 WA コンバットコマンダーカスタム(角トリガー ステッピング)(RE)その弐

さて今回は「WA コンバットコマンダーカスタム(角トリガー ステッピング)」の続きです。

コマンダーカスタム角10

83年にコンバットコマンダーカスタムが発売された、半年ぐらい後にバリエ9種が同時発売されました。このモデルはその中の一つで、正式名は「サテンブラック スクエアトリガー ストレートハウジング」。

この時の目玉はなんと言っても樹脂製モデルガン初のセンターファイアー化と、初めてモデルアップされたステッピング加工のフレームでした。それに加えて2種類のトリガーガード形状やスライド・フレームのカラー(ブラックorシルバー)、コンペの有無等で、バリエが作られています。

コマンダーカスタム角5

先の記事で書いたように、初期タイプはグリップセフティとメインSPハウジングにもステッピングが施されている上に、グリップセフティ機能はオミットされています。ハウジングも後加工で削られてストレートタイプ化さてているので、量産カスタムの範疇を超えています。

ステッピング加工自体も手作業で行っていたようなので、ノーマルのコマンダーカスタム以外のバリエーションはハンドメイドカスタムに近かったのでしょう。マガジンバンパーやフロントサイト等、細部が異なる仕様の個体も見受けられます。

コマンダーカスタム角6

後から付けたベルトクリップはハーフォード製だと思ってましたが、刻印が「WITH YOUR LEVE 」「MAKERS AMADPERSON」となっていて現行モデルとは異なっています。

この時期、実パーツを購入した記憶も無いし、国産パーツはハートフォードぐらいしかなかったので初期はこんな意味不明な刻印だったのかも(ネットの画像で幾つか見かけるので、国産パーツなのは間違いないと思います)。

コマンダーカスタム角9

ブラックホークに始まってベレッタM1934やPPK/Sのひび割れ、セキュリティシックスのエジェクター等、WAのモデルガンは耐久性にに問題ががあるものが殆どですが、コマンダーカスタム系はベースモデルがMGCだけあって、メンテついでに細部を点検してもひび割れ一つありません。

白化しなかったことが大きいのでしょうが、手持ちのWAコマンダー系モデルは何れも健在です。基本設計が良いのと、素材選定やSP等の強度バランスが良かったんでしょうね。

今日はここまで!!!!!!!

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MG565 SIG&SAUER P230 ABS その弐

さて今回は「SIG&SAUER P230 ABS」の続きです。

KSC SIG230ABS8

実銃のP230は1977年、ドイツ警察拳銃トライアル向けに9mmポリス弾使用を前提に開発されました。結果は9mmポリス弾の性能が中途半端だったことから、9mmパラ口径のP5、P6、P7が選定され、P230はコマーシャル市場で販売されることになり、1996年に改良モデルのP232が開発されています。

KSCが最初にP230のガスガンを発売したのが1996年なので、その時点で既に改良型が出た古いモデルになっていたわけです。矢継ぎ早にP232が発売されたり、タイムリーにP230JPが発売されたりしたので結構新しめのモデルだと勘違いしてましたが、立派なオールドモデルなんですよね。

KSC SIG230ABS6

左側刻印は、メーカー名の「SIG SAUER」生産国の「W.GERMANY」口径表示の「9mm Kurz」となっています。ドイツが再統合されたのが1990年なので、それ以前に生産されたヨーロッパ市場向けモデルと言うことになります。

KSC SIG230ABS7

右側刻印はプルーフマークや検査場マークの他にモデル名「P230」とシリアルNO「S0021○○」が入っています。シリアルNOは個体についた固有の番号で、パッケージのシリアルと連動しています。
エキストラクターはチャンバーに弾が入っていない状態では、画像のような状態です。

KSC SIG230ABS4

チャンバーに装弾すると実銃のようにエキストラクターが出っ張って、上面にあるレッドの印が視認できるようになります。このリアルさは、もっとも気に入っている部分かもしれません。

KSC SIG230ABS5

スライド後端は、ハンマー側面が隠れるようにかなり出っ張っています。この辺はHSc等から続くスナッグフリーデザインの系譜ですね。ドイツ製中型オートらしさを感じる部分です。最近のストライカー式オートでは味わえない、ハンマー式ならではのメカニカルな感じが良いですね。

今回は個人的に気になる細部を見ていきましたが、この頃のKSCは細かいところも拘ってモデルアップしていたんですねw

今日はここまで!!!!!!!

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MG565 SIG&SAUER P230 ABS

さて今回は「 SIG&SAUER P230 ABS」モデルガンです。10年前に取り上げたモデルとは別モデルです。

KSC SIG230ABS3

最近はP230JPばかりになってしまいましたが、10年前にKSCが久々のモデルガンとして発売したのは、ノーマルのP230。なのでカートリッジやダミカは.380仕様になっています(JPは.32口径です)。以前紹介したモデルはHWモデルが出ると思って手放してしまいましたが、一向にその気配が無いので再度中古購入しました。

KSC SIG230ABS

ガスガンをベースにモデルガン化するのはタナカが得意ですけれど、最初にやったのはKSCのM93Rだったと思います。このP230はモデルガン化第2弾でしたが、ライブのエキストラクターや2重になったスライドのロールピン等、各所にこだわりが窺えます。

手動でしか作動させていませんが、カートの送り込みや排莢も確実で発火性能も良さそうですが、エキストラクター周りが華奢なイメージがあって、このシリーズは発火できないままです。ストッパーを入手してダミカモデルにしようかな。

KSC SIG230ABS2

そうなると、やっぱりHWして欲しいですね。230JPとはグリップや一部のパーツ以外は共通だから作る手間は少ないはずなんですけど、作らないって事は売れないんですかね。ガスガンのアーリーモデルが出たときは、マジでモデルガン化を期待してました。

KSC SIG230ABS9

KSC製 SIG&SAUER P230&マルシン製PPK(戦後型)
いまでは廃れてしまった感のある中型オートですけれど、ワルサーPPKやモーゼルHScから続くドイツ製中型オートは、デザインの良さも相まって色あせない魅力がありますね。ボンドも未だにPPKを使ってるし。

自分はタニオアクションのPPKからこの趣味に入ったので、余計に刷り込まされているのかもしれませんけどw

今日はここまで!!!!!!!

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MG541 KSC コルト キングコブラHW 2.5inch

さて今回は、再販されたばかりの「KSC コルト キングコブラHW 2.5inch」のモデルガンです。
2.5inchのHWモデルは何故か所持していなかったので、今回改めて購入となりました。

キングコブラHW

KSCのキングコブラが発売されたのは1995年頃だったと思いますけど、今から20年以上前の製品とは思えないデキの良さです。モデルガンの製作技術がピークだった頃の製品ですから外見やメカの再現度が高いのは当然にしても、金型の劣化が感じられないのが良いですね。

モデルガンブームが去った後の製品ですから、再生産の回数が少ないので金型の消耗も少ないって事かもしれません。

キングコブラHW2

全体を見てみると、エッジもしっかり出ていて表面のダレとかも感じられません。最近のKSC製品によくあるHW樹脂の湯流れが無いのも良いですね。

フレーム刻印の「0069※※(下2桁は加工しています)」は個体ごと連番シリアルで、パッケージとも連動しています。この手のこだわりは、気持ちが上がりますね。最近はKSCの製品でしか見られないのが残念なぐらいです。

キングコブラHW3

バレル左側にある「KING COBRA」の刻印。2.5inchモデルは長さの関係で、中央のコブラマークがありません。それが2.5inch人気がイマイチの理由かも。

キングコブラHW4

バレル右側の刻印は「357 MAGNUM CTG. COLT'S PT.F.A.MFG.CO. HARTOFORD.CONN.U.S.A.」で、お馴染みの使用口径、生産者所在地ですけれど、小さい文字で3行刻印ながら文字潰れも無く、くっきり入っているのは流石です。

キングコブラHW5

ショップの話では入荷数にかなりバラツキがあり、4・6inchはごく少数だったようです。今回の出荷が最後で、今後の再生産は無さそうな感じだとか。理由としてはほぼ据え置きの価格と、出荷数のバラツキが、在庫パーツを組み立てて出荷したような感じに思えるとのことです。

はっきりした話では無いですけど、前回の再販時にも言われていただけに真実味がありますね。KSC自身が「キングコブラは売れ行きが悪く投資の回収に時間がかかった」と発言していた記憶があるので、キングコブラが想定よりも売れないモデルだったのは確かでしょう。

実銃自体も製造中止されて久しいから、製造中止も現実味がありますね。個人的には好きなモデルですし製品のデキが良いだけに残念な気がします。

今日はここまで!!!!!!!

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