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タニオコバカートのジレンマ

タニオコバのGM7が発売されてから20年ぶりぐらいのモデルガンの発火に戻って来ましたが、その最大の理由がプラ製のオープンカートだったこと。

これで「キャップ込めが簡単」で「単価が安い=カート数を増やせる」という手軽に大量の発火ができる条件が揃ったわけですが、発火用カートを大量に揃えることが出来るようになると、今度はモデルガン本体の連続発火数の制限(3マガジンぐらいでデトネーターゴムの洗浄&冷却)が面倒に感じるようになります。

タニコバカート11

次に開発されたのが連続発射数を高め、かつCPカートよりもキャップ込めを簡易化したEASY−CPカートリッジでした。

確かに連続発射数はほぼ無制限になり、CPカートよりは楽になったとは言え、プラカートのメリット「キャップ込めが簡単」「単価が安い」が失われ「キャップ込めが面倒(2工程増)」「単価が高い(1発約320円)」に再度戻ることになりました。

今年になって発売されたGM7.5と同時に発売されたポリマーCPカートは1発あたり約130円ほどになりかなりの低価格を達成。これでカート数も増やせて連続発火もほぼ無制限、ということで良いことずくめのように思われました。

タニコバカート4

問題の一つは従来のEASY−CPカートはカートヘッドは全長が11mmほどあり指で回して組むことが可能でした。ところがポリマーCPのカートリッジヘッドの長さは2mmほどで、コインかドライバーを使わないと組めなくなってしまいました。

タニコバカート5

2つめは強度の関係でカートボディの内側に固定ネジを切っているので、カートの内径が途中まで7mmよりも大きくなっています。そのため、インナーを入れるときに上手く入らず途中で引っかかる事が頻発します。

タニコバカート3

カートリッジ1つの手間としては些細なことでも50発を詰めるとなると、ポリマーCPカートの構造上発生した問題は改悪に近いものです。少なくともEASYーCPカートの方がキャップ込めは遙かに楽です。

タニコバカート

工具を使わないと組立できない問題は、発火後の分解時にも顕著になります。これを1発づつコインやドライバーを使ってヘッドを外すのは、面倒以外の何者でもありません。

結局モデルガンの発火の問題は「オープンカート」「キャップ込めが簡単」→「カート数増」→「連続発火数の制限」→「カートのCP化」→「キャップ込めが面倒」の中を堂々めぐりしているように思えてなりません。

せっかくポリマー化して価格を安く、というユーザーメリットのある要素が加わっても、全体の構図は何も変わっていません。

素人考えでは「オープンカートで連続発射数を伸ばす技術」か「CP系のカートを楽にセットできるローディング機器」の2方向で考えるべきだと思いますが、商売的にはコストは掛けられないでしょうね。コバ社長に頑張って欲しいものです。

今日はここまで!!!!!

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