WA セキュリティシックス エジェクター修理
さて今回は、「WA セキュリティシックス 」のエジェクター修理です。

WAのセキュリティシックスはモデルガンブームがピークだった80年代後半に発売されただけあって、ディテールやアクションがリアルに再現されていましたが、最大の欠点がエジェクター。
パーツ自体がタイトに設計されているのは良いのですが、亜鉛ダイキャストの質が悪いせいか経年でパーツが膨張して、ほぼ100%エジェクターとエジェクターガイドが固着して動かなくなります。それ以外にもエジェクターロッドをねじ込む部分の肉厚が薄過ぎて直ぐにひびが入ってエジェクターロッドがガタガタになります。

所有しているセキュリティシックスは、早めに欠陥に気づいたためエジェクターガイドの穴を広げて事なきを得ていましたが、修理するモデルは亜鉛ダイキャストが劣化しすぎて動きが渋く、今回分解時にエジェクターが2つに折れてしまいました(リムを支える腕も一緒に折れたのには驚きました)。

今回修理ができたのは、新造されたチタン製のエジェクター&ガイドセットを入手できたからで、このパーツが無ければ、そのまま放置するしかなかったでしょうね。このエジェクター&ガイドは5日前のVショーで、K.T.REDさんのブースで手に入れました。
3Dプリントで作ったパーツと言うことですが、絶版モデルガンのパーツがこのように第三者の手によって量産できるということは凄いことですね。一昔前だったら削り出しのワンオフパーツということになったでしょう。

素材がチタンということで強度や膨張の問題は解決済みで、エジェクターロッドを固定するネジ部分も、形状を変更して肉厚を増やして改良してあります。そのため、エジェクターガイドが2分割されています。取付のためパーツ同士を2つに分けるのに苦労するほど、パーツの精度が高いのには驚きました。

今回修理と言っても、上のオリジナルのエジェクター&ガイド(既に残骸ですね)を新規パーツのエジェクター&ガイドに交換するだけの作業です。純正パーツでは無いので心配な部分は若干ありますが、組み込みについては勿体付けて次回に。
今日はここまで!!!!!!
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