MG524 MGC パイソンPPCカスタム4インチ(バレル刻印モデル)その弐
さて今回も「MGC パイソンPPCカスタム4インチ(バレル刻印モデル)」の続きです。

TAITO時代のパイソンPPCカスタム 4インチモデルといっても、半分ハンドメイド的な作りと販売期間が長かったため、微妙に異なる部分が散見されます。今回は特徴的な部分を含めて気になる細部を見ていきます。

TAITO時代のPPCカスタムの特徴の一つがHOGUE製の木製グリップで、これは途中から加わったように記憶しています。単品での販売もあったことから、一括発注されたものでしょう。MGC末期近くまでPPCカスタムは存在していたと思いますが、その頃にはオリジナルグリップに戻っていたようなので、一定数のみの販売だったのでしょう。

PPCカスタムシリーズの外見上の欠点はフレームのバレル基部にある半円形の溝。オリジナルパイソンバレルを取り付けるときの位置決めの溝だと思われますが、ブルバレルにしたことで見事に露出してます。この部分はMGC時代のPPCカスタムも同じだったので、ほとんど気にしてなかったって事ですね。

バレル左側に刻印が入れられたのは、何度かの再生産後だったと思いますが正確な記憶はありません。刻印の雰囲気はパワーカスタムに似ているので、実銃の特集記事が出た後ぐらいからかもしれません。
刻印の文字は花文字風の書体で「P.P.C.CUSTOM」と大きめに入っているだけなので、旧MGC時代のシンプルな刻印の方が格好良かったりします。刻印は機械彫りだったようで、ピリオドの漏れや削りカスが固着した個体も見られました。

上:4インチ無刻印モデル、下:4インチ刻印モデル
バレル無刻印の4インチと比べると刻印モデルのバレルのバレルが僅かに長くなっています。サイトベース自体の長さは同じなので、ヘビーバレルパーツのサイズが変わって先端部が長くなったようです。

上:MGC時代のPPC6インチ、下:TAITO製PPC4インチ
MGC時代のPPCカスタム6インチと比べると、リブサイトよりも出ているバレル長は4インチ刻印モデルと同程度です。これを持ってオリジナルに近づけたとするのは早計でしょうけれど、生産ロットの違いで修正(あるいは単なる寸法違い)されたのだと思われます。
TAITO時代の分厚いフロントサイトガードは、MGCオリジナルのものをサイズ的に完コピしているのが分かります。違いは製造方法とコストかな。

リアサイトブレードも気になる部分です。初期のものはガバのボーマーサイトと同様、角が取れていないタイプだったようです。角がかっとされたブレードも2種類あって、左側に型押しピン痕のある
量産パーツを流用したものと、機械加工痕の残る真鍮製と思われるタイプです。
この刻印モデルに付いているリアサイトブレードは真鍮製と思われるタイプなので、後の方の生産ロットの可能性が高いです。フレームパーツで入手した3インチモデルはブレードの角をカットしていない真鍮製のものだったので、そちらは恐らく最終ロット近くだと思われます。

手持ちのTAITO製PPCカスタムの内の2丁は、中古で入手したものなのでオリジナルパーツでは無い可能性もありますが、リアサイトブレードで見る生産時期は「ダイキャスト製角あり」が最も初期で「ダイキャスト製角無し」「真鍮製角無し」「真鍮製角あり」の順で新しくなってると推測してます。
本当のところは、どうなんでしょうねw
大作になっちゃいましたけど、今日はここまで!!!!!!!
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