謹賀新年〜 2021年購入トイガン BEST10(後編)
さて昨日に引き続き「2021年購入トイガン BEST10」です。今回は後編ということ第5位から1位までをご紹介します。例によって、個人の嗜好と偏見で選んでますのでご容赦ください。
第5位 MULE ワルサーPPK (EHRENPREIS 1938)モデル

久しぶりに再開されたMULEオリジナルモデルは「EHRENPREIS 1938」モデル。「1938年に国家社会主義ドイツ労働者党から公務員に与えられた名誉賞」として与えられたワルサーPPKの記念モデルです。MULE得意の刻印カスタムですけれど、マイナーモデル過ぎるので一般流通モデルにはできない趣味的なチョイスです。
刻印以外にも新規製作のハンマーブロックが組み込まれているのも特徴です。PPKのモデルガンでは初の再現です。今後通常版のPPKが再販されるときには、普通に組み込まれるようになるかもしれません。
ポリマーオートとは違ったクラシカルなオートピストル独特のシャープさと身が詰まった精緻さを感じるモデルです。
第4位 マルシン ベレッタM9A1 ブラックHW

マルシン久々のモデルガンの新製品。単なる旧モデルの再販では無く、フレームやリコイルSPガイド等は新規製作されています。マガジン自体は流用ですけど、PVDコーティング風の新しい仕上がなされています。
それ以外の基本パーツは、30年前に発売されたABSダミーカートモデルの「ベレッタM92F」モデルからの流用と思われます。
最近のマルシン製品は金型が古いためにパーツの細部がダレてきたり平面が出なくなったりしていましたが、このモデルに関しては金型のメンテが行われたらしく、金属パーツも含めて往年の品質を取り戻しています。仕上げや組立の精度が高まった感じです。
他にも、マルシン製M9シリーズの持病が直っています。手で動かした限りですが、何度作動させてもホールドオープン時にスライドキャッチレバーをマガジンフォロアーが乗り越える事が無くなりました。これからのマルシン製品は期待ができそうです。
第3位 タナカ S&W M13 3inch F.B.I.Special HW

S&W M13 3inch F.B.I.SPECIALのモデルガンはタナカで2社目のモデルアップとなります。今は亡きコクサイのM13に初の競合?モデルができたという事になります。
コクサイのモデルがP&R(バレルピンとシリンダーのカウンターボアード〈リセス〉)モデルだったのに対して、タナカ製はP&Rの廃止(1982年)以降のモデルをモデルアップしています。タナカ製は後期のコクサイ同様サイドプレートが金属製なのでフレームの剛性も高く、トリガーアクションはスムーズで、変なシナリは皆無です。
さすがに後から設計されただけあって、タナカ制の方が全体的にエッジが立った造形frシャープな印象です。ガスガン流用のパーツが若干気になりますが、現時点でのM13の決定版なのは間違いないでしょう。
第2位 LayLax SIG AIR PROFORCE M17 CO2

昨年一番期待していたモデルかもしれません。本編では未紹介ですが、実銃メーカーSIGが販売するトレーニング用と位置づけているエアガンラインの製品で、日本国内ライセンスを持つLayLuxがJASGの正式認可を得て発売したCO2ガスガンです。
国内販売をするために樹脂製スライドを新規に製作したり、真夏でも初速を規制値内にするためのローディングノズルの改良や、分解できないマガジンバルブに交換したりして安全面にも配慮した製品になっています。
同梱された初速表では84〜90m/s(0.2gBB弾使用)となっていますが室内24℃で実測すると75m/s前後と、規制値内に収まっています。作動性も快調でCO2らしい反動と素直な弾道で、真冬でも遊べるガスガンになっています。
個人的に気に入っているのが、元々21連仕様のロングタイプマガジン付きモデルとして作られているので、CO2化しても本来のシルエットを崩さない点です。ポリマーオートは食傷気味でも、アメリカ軍制式のブランド力とロングマガジンを付けたシルエットの格好良さは唯一無二です。
第1位 HWS ナガン M1895 HW

製作発表から6年も経って無事発売されたのが何よりも嬉しかったモデルです。
1895年にロシア帝国に制式採用された軍用リボルバーですけれど、第二次大戦中トカレフTT-33と一緒に使われたとか、ガス・シール・システムという独自メカのイメージが強いですね。
ナガンの代名詞であるガス・シール・システムの再現度は高く、トリガーを引く度に前進するシリンダーの動きは特筆モノです。
トリガーアクションは余分なメカが付いている為重いものですが、金属製のサイドプレートとインナープレートによりフレーム剛性が高く、アクション作動時に撓る感じも無くスムーズに作動します。
7発装弾のシリンダーやエジェクターロッドの使い方、パーツ構成など、どれも初めて見るものばかりで新鮮です。資料や写真だけでしか見たことが無いモデルが立体化されると、本当に楽しめます。
次点3 タナカ S&W Kフレームリボルバー モデルガン

2021年タナカがモデルアップしたKフレームリボルバーは、今回のBEST10で取り上げた2種以外にも、M10 ミリタリーポリス4inch、スモルト4inch、M19 PC 3inch”K-COMP”(M19 コンバットマグナム2.5inchもあったかな)等、最近では例を見ないほど多品種のモデルガンが発売されました。
それぞれ個性があって魅力的なモデルばかりでしたが、さすがにKフレームばかり選べないので未選択のモノを次点とします。今年も期待したいシリーズです。
次点4 CMC(タナカ)MINI14 20GB STAINLESS フロントバンド交換

以前CMCのMINI14のジャンク品とCAWのネットショップで入手したフレームパーツ等で組み上げた
MINI14 20GB STAINLESSのオリジナルフロントバンドを手に入れたので、交換しました。ついでにフロントバンドを留めるスクリューもステンレス製に交換しました。
これでトリガーユニット以外はオリジナルのSAINLESSモデルと同じ仕様になりました。絶版モデルのパーツが運良く手に入って手持ちのモデルをドレスアップするのって、感動に近い不思議な満足感があります。パーツの入手自体を半ば諦めてるからなんでしょうけどね。
2021年度の購入トイガンBEST10の後編は以上です。振り返ると2021年度は前年に引き続き、タナカのモデルガンの発売ラッシュが印象に残りました。特にKフレームリボルバーのバリエーション展開は凄かったです。
マルシンも再販モデル中心ながら、以前のモデルよりも仕上げや組立のレベルが良くなった印象を受けます。ナガンで気をはいてたHWSもリ再販以外にも新規モデルガンの計画があるようですし、MULEが動き出したCAWグループも新製品の計画が具現化しそうで楽しみです。
新規参入したA!CUTIONも今後継続的なモデルガンの製造を予定しているようなので、久しぶりにモデルガンに日が当たった1年でした。
国内エアソフトガンメーカーについては、東京マルイは次世代MP5の発売などで頑張っているようですが、以前よりもパワーが落ちている〈開発費が減った?)感じです。KSCは既に量産モデルの自社開発は行っていないようですし、完全に中心は海外メーカーに移ってますね。
今年も前半まではコロナの影響が残りそうですけど、昨年よりはまともな1年になって欲しいですw
今日はここまで!!!!!!
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第5位 MULE ワルサーPPK (EHRENPREIS 1938)モデル

久しぶりに再開されたMULEオリジナルモデルは「EHRENPREIS 1938」モデル。「1938年に国家社会主義ドイツ労働者党から公務員に与えられた名誉賞」として与えられたワルサーPPKの記念モデルです。MULE得意の刻印カスタムですけれど、マイナーモデル過ぎるので一般流通モデルにはできない趣味的なチョイスです。
刻印以外にも新規製作のハンマーブロックが組み込まれているのも特徴です。PPKのモデルガンでは初の再現です。今後通常版のPPKが再販されるときには、普通に組み込まれるようになるかもしれません。
ポリマーオートとは違ったクラシカルなオートピストル独特のシャープさと身が詰まった精緻さを感じるモデルです。
第4位 マルシン ベレッタM9A1 ブラックHW

マルシン久々のモデルガンの新製品。単なる旧モデルの再販では無く、フレームやリコイルSPガイド等は新規製作されています。マガジン自体は流用ですけど、PVDコーティング風の新しい仕上がなされています。
それ以外の基本パーツは、30年前に発売されたABSダミーカートモデルの「ベレッタM92F」モデルからの流用と思われます。
最近のマルシン製品は金型が古いためにパーツの細部がダレてきたり平面が出なくなったりしていましたが、このモデルに関しては金型のメンテが行われたらしく、金属パーツも含めて往年の品質を取り戻しています。仕上げや組立の精度が高まった感じです。
他にも、マルシン製M9シリーズの持病が直っています。手で動かした限りですが、何度作動させてもホールドオープン時にスライドキャッチレバーをマガジンフォロアーが乗り越える事が無くなりました。これからのマルシン製品は期待ができそうです。
第3位 タナカ S&W M13 3inch F.B.I.Special HW

S&W M13 3inch F.B.I.SPECIALのモデルガンはタナカで2社目のモデルアップとなります。今は亡きコクサイのM13に初の競合?モデルができたという事になります。
コクサイのモデルがP&R(バレルピンとシリンダーのカウンターボアード〈リセス〉)モデルだったのに対して、タナカ製はP&Rの廃止(1982年)以降のモデルをモデルアップしています。タナカ製は後期のコクサイ同様サイドプレートが金属製なのでフレームの剛性も高く、トリガーアクションはスムーズで、変なシナリは皆無です。
さすがに後から設計されただけあって、タナカ制の方が全体的にエッジが立った造形frシャープな印象です。ガスガン流用のパーツが若干気になりますが、現時点でのM13の決定版なのは間違いないでしょう。
第2位 LayLax SIG AIR PROFORCE M17 CO2

昨年一番期待していたモデルかもしれません。本編では未紹介ですが、実銃メーカーSIGが販売するトレーニング用と位置づけているエアガンラインの製品で、日本国内ライセンスを持つLayLuxがJASGの正式認可を得て発売したCO2ガスガンです。
国内販売をするために樹脂製スライドを新規に製作したり、真夏でも初速を規制値内にするためのローディングノズルの改良や、分解できないマガジンバルブに交換したりして安全面にも配慮した製品になっています。
同梱された初速表では84〜90m/s(0.2gBB弾使用)となっていますが室内24℃で実測すると75m/s前後と、規制値内に収まっています。作動性も快調でCO2らしい反動と素直な弾道で、真冬でも遊べるガスガンになっています。
個人的に気に入っているのが、元々21連仕様のロングタイプマガジン付きモデルとして作られているので、CO2化しても本来のシルエットを崩さない点です。ポリマーオートは食傷気味でも、アメリカ軍制式のブランド力とロングマガジンを付けたシルエットの格好良さは唯一無二です。
第1位 HWS ナガン M1895 HW

製作発表から6年も経って無事発売されたのが何よりも嬉しかったモデルです。
1895年にロシア帝国に制式採用された軍用リボルバーですけれど、第二次大戦中トカレフTT-33と一緒に使われたとか、ガス・シール・システムという独自メカのイメージが強いですね。
ナガンの代名詞であるガス・シール・システムの再現度は高く、トリガーを引く度に前進するシリンダーの動きは特筆モノです。
トリガーアクションは余分なメカが付いている為重いものですが、金属製のサイドプレートとインナープレートによりフレーム剛性が高く、アクション作動時に撓る感じも無くスムーズに作動します。
7発装弾のシリンダーやエジェクターロッドの使い方、パーツ構成など、どれも初めて見るものばかりで新鮮です。資料や写真だけでしか見たことが無いモデルが立体化されると、本当に楽しめます。
次点3 タナカ S&W Kフレームリボルバー モデルガン

2021年タナカがモデルアップしたKフレームリボルバーは、今回のBEST10で取り上げた2種以外にも、M10 ミリタリーポリス4inch、スモルト4inch、M19 PC 3inch”K-COMP”(M19 コンバットマグナム2.5inchもあったかな)等、最近では例を見ないほど多品種のモデルガンが発売されました。
それぞれ個性があって魅力的なモデルばかりでしたが、さすがにKフレームばかり選べないので未選択のモノを次点とします。今年も期待したいシリーズです。
次点4 CMC(タナカ)MINI14 20GB STAINLESS フロントバンド交換

以前CMCのMINI14のジャンク品とCAWのネットショップで入手したフレームパーツ等で組み上げた
MINI14 20GB STAINLESSのオリジナルフロントバンドを手に入れたので、交換しました。ついでにフロントバンドを留めるスクリューもステンレス製に交換しました。
これでトリガーユニット以外はオリジナルのSAINLESSモデルと同じ仕様になりました。絶版モデルのパーツが運良く手に入って手持ちのモデルをドレスアップするのって、感動に近い不思議な満足感があります。パーツの入手自体を半ば諦めてるからなんでしょうけどね。
2021年度の購入トイガンBEST10の後編は以上です。振り返ると2021年度は前年に引き続き、タナカのモデルガンの発売ラッシュが印象に残りました。特にKフレームリボルバーのバリエーション展開は凄かったです。
マルシンも再販モデル中心ながら、以前のモデルよりも仕上げや組立のレベルが良くなった印象を受けます。ナガンで気をはいてたHWSもリ再販以外にも新規モデルガンの計画があるようですし、MULEが動き出したCAWグループも新製品の計画が具現化しそうで楽しみです。
新規参入したA!CUTIONも今後継続的なモデルガンの製造を予定しているようなので、久しぶりにモデルガンに日が当たった1年でした。
国内エアソフトガンメーカーについては、東京マルイは次世代MP5の発売などで頑張っているようですが、以前よりもパワーが落ちている〈開発費が減った?)感じです。KSCは既に量産モデルの自社開発は行っていないようですし、完全に中心は海外メーカーに移ってますね。
今年も前半まではコロナの影響が残りそうですけど、昨年よりはまともな1年になって欲しいですw
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