MG614 MGC U.S.ナショナルマッチ M1962 その弐
さて今回は「MGC U.S.ナショナルマッチ M1962」の続きで、詳細編です。

M1962 ナショナルマッチは3025挺製造され、民間には172挺販売されたとされています。実銃のM1962の画像調べてみると、M1911A1を製造した各社(コルト社やイサカ社等)のミリタリースライドをそのまま使用しているのが分かります。
MGCがモデルアップしたU.S.M1962は、実銃同様にM1911A1のスライドを使用したイメージで作られていて、同時に販売されたM1964モデルのようにナショナルマッチスライドを使用したモデルとは、しっかりと差別化されています。

気になるのはスライド左側面に「NM 7267716」のパーツNOが打刻されている事。このNMで始まるNOは、U.S.ナショナルマッチに使用されているパーツの規格NOのようなもので、スライドやバレル、バレルブッシングなどに使われています。
スライドに使用されたのはU.S.M1963年以降に作られたナショナルマッチスライドになってからで、M1963モデルから最終モデルのM1968モデルのスライドNOは「NM 7791435」だけです(コルト製&DRAKE製NMスライドとも同じ)。
本来ならばベースとなったM1911A1のスライド刻印そのままで良いはずですが、何でMGCが翌年から採用されるナショナルマッチスライドのようなのNMで始まる刻印を入れたのかは、分かりません。単純に資料不足だったのでしょうか?因みに「NM 7267716」のパーツNOは架空のものです。

スライド右側刻印は「COLT'SPT.F.A. MFG.CO.HARTFORD. CONN.U.S.A」となっています。これはコマーシャル用スライド刻印と同じもので一般的ではありません。本来はM1911A1と同様に無刻印か、「M1911A1 U.S. ARMY」の方が望ましいと思います。
今よりも資料が少なかったとは時代のモデルガンとは言うものの、左右ともスライド刻印が適切では無いのは勿体ないですね。フレームにある「SA」と「NM」の刻印はU.S.ナショナルマッチ共通に打たれている刻印で、書体やサイズこそ異なりますがフレームに関しては正確みたいです。

チャンバー上の刻印は「.45 AUTO」の口径表示と「NM 7267716」のバレル用パーツNOが入れられています。これも本来なら「NM 7790303」が正しく、スライドのパーツNOと同一になることはありえません。

バレルブッシングには「NM 7267716」のパーツNOが入っていますが、全てのU.S.ナショナルマッチのバレルブッシングのパーツNOは「NM 7267718」で、これも正しくありません。
本来はスライド、バレル、バレルブッシングのパーツNOが異なるのが自然なのに、敢えて同じ番号としたのはシリアルNOと勘違いしていたのかな?U.S.M1964 モデルのバレルとバレルブッシングに同じものを流用している事を考慮すれば、単に深く考えてなかっただけかもしれません。

リアサイトはM1962 ナショナルマッチの特徴でもあるMICROサイトは、可動しそうですけど無可動。サイトベースは恐らく真鍮製で、サイト本体はトルーパーのものを後加工したもののようです。既存パーツの流用でも、外見的には良く似せているのが凄いです。
期待していただけに細かい部分が気になりましたが、いまから30年近く前の製品だと思えば上出来の部類でしょう。このモデル以外トイガンとしてモデルアップされていないんだから、手に入れることが出来て充分満足ですw
今日はここまで!!!!!!!
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M1962 ナショナルマッチは3025挺製造され、民間には172挺販売されたとされています。実銃のM1962の画像調べてみると、M1911A1を製造した各社(コルト社やイサカ社等)のミリタリースライドをそのまま使用しているのが分かります。
MGCがモデルアップしたU.S.M1962は、実銃同様にM1911A1のスライドを使用したイメージで作られていて、同時に販売されたM1964モデルのようにナショナルマッチスライドを使用したモデルとは、しっかりと差別化されています。

気になるのはスライド左側面に「NM 7267716」のパーツNOが打刻されている事。このNMで始まるNOは、U.S.ナショナルマッチに使用されているパーツの規格NOのようなもので、スライドやバレル、バレルブッシングなどに使われています。
スライドに使用されたのはU.S.M1963年以降に作られたナショナルマッチスライドになってからで、M1963モデルから最終モデルのM1968モデルのスライドNOは「NM 7791435」だけです(コルト製&DRAKE製NMスライドとも同じ)。
本来ならばベースとなったM1911A1のスライド刻印そのままで良いはずですが、何でMGCが翌年から採用されるナショナルマッチスライドのようなのNMで始まる刻印を入れたのかは、分かりません。単純に資料不足だったのでしょうか?因みに「NM 7267716」のパーツNOは架空のものです。

スライド右側刻印は「COLT'SPT.F.A. MFG.CO.HARTFORD. CONN.U.S.A」となっています。これはコマーシャル用スライド刻印と同じもので一般的ではありません。本来はM1911A1と同様に無刻印か、「M1911A1 U.S. ARMY」の方が望ましいと思います。
今よりも資料が少なかったとは時代のモデルガンとは言うものの、左右ともスライド刻印が適切では無いのは勿体ないですね。フレームにある「SA」と「NM」の刻印はU.S.ナショナルマッチ共通に打たれている刻印で、書体やサイズこそ異なりますがフレームに関しては正確みたいです。

チャンバー上の刻印は「.45 AUTO」の口径表示と「NM 7267716」のバレル用パーツNOが入れられています。これも本来なら「NM 7790303」が正しく、スライドのパーツNOと同一になることはありえません。

バレルブッシングには「NM 7267716」のパーツNOが入っていますが、全てのU.S.ナショナルマッチのバレルブッシングのパーツNOは「NM 7267718」で、これも正しくありません。
本来はスライド、バレル、バレルブッシングのパーツNOが異なるのが自然なのに、敢えて同じ番号としたのはシリアルNOと勘違いしていたのかな?U.S.M1964 モデルのバレルとバレルブッシングに同じものを流用している事を考慮すれば、単に深く考えてなかっただけかもしれません。

リアサイトはM1962 ナショナルマッチの特徴でもあるMICROサイトは、可動しそうですけど無可動。サイトベースは恐らく真鍮製で、サイト本体はトルーパーのものを後加工したもののようです。既存パーツの流用でも、外見的には良く似せているのが凄いです。
期待していただけに細かい部分が気になりましたが、いまから30年近く前の製品だと思えば上出来の部類でしょう。このモデル以外トイガンとしてモデルアップされていないんだから、手に入れることが出来て充分満足ですw
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